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高層階は本当に安全?知られざる「高層階症候群」と健康リスク

高層階は本当に安全?知られざる「高層階症候群」と健康リスク

こんばんは!

CALORIE TRADE JAPAN仙台泉区店の田谷です!

 

住まい選びをする時、間取りや家賃、周辺環境などに注目することが多いですが、「何階に住むのか」

という視点はあまり重視されないかもしれません。実はこの“階数”が、私たちや家族の健康に大きな

影響を及ぼす可能性があるのをご存じでしょうか。

 

今回は、あまり知られていない「高層階症候群」について解説します。特に小さなお子さんや

妊婦さんがいるご家庭にとっては、重要なテーマになるかもしれません。

 

高層階症候群とは?

 

「高層階症候群」とは、高層マンションや高層住宅の上層階で生活することで生じやすい、

心身の不調や生活習慣の乱れを指す言葉です。

 

主な影響としては、以下のようなものがあります。

• 運動不足

• ストレスの増加

• 免疫力の低下

• 子どもの引きこもりや学習意欲の低下

 

眺望や利便性と引き換えに、見えにくい健康リスクが潜んでいるのです。

運動不足の原因と影響

高層階に住むと、外出そのものが面倒になりがちです。エレベーターを待つ時間や移動の煩わしさから、

ちょっとした買い物や散歩を控えてしまい、自然と外出機会が減ってしまいます。

 

その結果、運動不足が進行。筋力や歩行能力の低下を招き、さらに「運動が億劫になる」

という悪循環に陥ります。特に高齢者ではフレイル(虚弱)の進行や転倒リスクの増加に

つながるため、注意が必要です。

 

ストレスの原因と研究報告

高層階に住む人が抱えるストレスの原因のひとつは、「高層階特有の揺れ」だとされています。

日常的に気づかないレベルでも、無意識に体や心に負担を与え、ストレスを蓄積させることがあります。

 

東海大学医学部講師・逢坂文夫氏が発表した「住居環境の妊婦に及ぼす健康影響について」では、

住む階数と妊娠リスクの関係が示されています。

1〜2階に住む妊婦の流産・死産率:6.0%

• 3〜5階:8.8%

• 6階以上:20.88%

 

階数が高くなるほど割合が増加する傾向が見られ、住環境が心身に影響を与える可能性があることを示しています。

免疫力低下と健康リスク

逢坂氏の調査では、住む階数が高くなるほど体調不良や疾患の割合が増加することも報告されています。

• 高血圧:1〜2階 7.4% → 5階以上 20.4%

• 神経症:1〜2階 10.2% → 5階以上 13.2%

• 喘息症状:1〜2階 17% → 5階以上 25%

• 低体温症(幼稚園児):1〜2階 約2割 → 10階以上 約3割

 

さらに耳鳴り、めまい、不調、関節痛、腰痛を訴える人も多く、精神的ストレスからうつ病、不登校、引きこもり、自殺願望、対人恐怖症などのリスクが指摘されています。

海外の事例

 

こうした健康リスクを重視し、海外ではすでに規制が設けられている国もあります。

• イギリス:育児世帯の4階以上への入居を禁止

• オランダ:育児世帯の8階以上への入居を規制

「子どもの成長や家族の健康にとって、住む階数が重要である」という認識が広く浸透している証拠です。

健康的に暮らすための工夫

 

もちろん高層階での生活が一概に悪いわけではありません。大切なのは、リスクを理解し、対策を取ることです。

• 意識的に外出や散歩の時間を増やす

• 子どもにはできるだけ自然と触れ合う機会を与える

• 運動不足を補うためにジムやスポーツを取り入れる

• 規則正しい生活習慣で心身を整える

 

住む階数が高い場合は、日常生活の中で「不足しやすいものを補う工夫」を取り入れることが大切です。

まとめ

高層階の住まいは便利で快適、そして眺望も魅力的です。しかしその一方で、運動不足やストレス、

免疫力低下など、健康に及ぶ見えにくいリスクが存在します。

 

住居選びは単なる「生活の拠点」ではなく、家族や大切な人の健康を左右する大きな決断です。

これから住まいを考える際には、「眺望や利便性」だけでなく「健康」という視点も忘れずに持ちたいですね。

 

安心して、健やかに暮らせる住まいを選ぶことが、家族の未来を守る第一歩となるのです。

 

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